Case Study Interview Questions
まつはし内科・循環器クリニック
院長 松橋 智弘先生
(東京都八王子市 / 循環器内科、内科)

開業について
先生が開業しようと思われた
きっかけは何でしょうか?

若い頃は自分が開業するなどとは全く考えていませんでした。経験を積むと患者さんに還元できるものも増えてきますが、40歳を越えると否応なしに体力の低下を自覚してきました。また病院という組織内での役割も期待されるために自分の考える医療や臨床業務だけには専念することはできなくなります。
このままの勤務医として10年後、20年後の自分の未来像や、定年を迎えるという将来を思い描くことができませんでした。それなら開業をして自分の考える医療を知力、体力、気力の続く限りしてみたいと思ったのがきっかけです。
先生が開業に向けて
こだわった部分はどこでしたか?
来院しやすく、待ち時間も快適に過ごしやすいように明るく開放的な雰囲気になるようにしました。また、発熱や感冒症状の方の動線を空間的に分離するために隔離診察室や自分の専門を活かせるように専用の超音波検査室を設けたところです。
開業にあたっての不安はありましたか?
退職して1ヶ月ほどで開業になったので準備が大変でした。忙しくて疲れきると不安に苛まれました。スタッフは集まるのか、備品の搬入は間に合うか、開院したら人は来てくれるのかなどでした。結局、皆さんのお陰で何とか間に合いましたが。
この場所で開業を決めた理由は何ですか?
1つ目は以前の勤務していた病院との距離です。いわゆる落下傘開業の自信はなかったので連携や通院していた方の一部も通って頂けるような診療圏を考えていたからです。2つ目は周囲の環境の良さです。実際に周囲の人口や交通量を自分で確認をしました。またクリニックはショッピングモール内にあるのですが、そちらの環境や管理会社の方も非常に感じが良かったです。これらを総合的に判断して決断しました。
クリニックを経営されて ~開業後~
開業してみて良かった事を
教えて頂けますか?
少しずつ地域の中で認知されてきている事です。通院している方が、ご家族や友人に紹介して新たに受診される方も増えてきています。また、組織の中での色々な人間関係に悩まされることも無くなったことです。
開業して、難しいと感じた事は
何でしょうか?
開院当初は患者さんもほとんど来ないので、我慢が必要な事です。まずはクリニックがあるということを認知してもらわないと受診は増えないので、時間が経って認知されると受診しようという方が増えていっています。後は、スタッフの方の入職や退職などの人事面です。
グランデュールについて
グランデュールの開業支援サービスは
いかがでしたか?
大変助かりました。開院前の導入する機器の選定でも適切なアドバイスを頂けましたし、自分だけなら余計な出費をしていたと思います。また経営に関しては全くの素人でしたので、社労士さんや税理士さんを紹介頂いて契約したものの役割や有難さは開業後しばらく経たないと分からなかったです。運転資金の面でも多めに用意できたので来院数が少なくてもそこまで焦らずに済みました。スタッフの人事面でも適切な助言を頂いております。
