Case Study Interview Questions
医療法人社団みらい
東戸塚こども発達クリニック
院長 小澤 武司先生
（神奈川県横浜市戸塚区 / 小児科・精神科）
開業しようと思った
きっかけを教えてください。
きっかけというのが開業の理由だとすると、陳腐な言い方になると思いますが、患者さん一人一人に向かう時間をもっと取りたかったからです。
開業前は療育センターという公的な福祉機関に勤めていましたが、管理職として会議や職員管理に時間がとられ、どうしても臨床のみに集中することができませんでした。
そこで小さくても開業して朝から晩まで臨床に取り組みたいと思いました。
開業準備で苦労したことは何ですか？
私の場合、退職して、1か月後に開院だったので、準備期間がなく、仕事もきちんと31日まで勤めましたので、準備が本当に大変でした。そんな状況でしたのでコンサルタントには大変お世話になりました。その部分を頼ろうと思っていたので、コンサルタント選びはこだわっていろいろなところに行き、話を聞きました。コンサルタントというのは無料のところも有料のところもあり、それぞれ特色があるので、これから開業しようとしている先生にはよく考えて使ってもらいたいと思います。開業時は資金が乏しく、なるべく安くあげたくて無料のところを使う先生も多いと思いますが、契約のないところには責任もないので、大切な案件を任せられないと思います。開業の準備期間にはいろいろな業者との折衝があります。いくらくらいかかるのか見当がつかないので、法外な見積もりをも持ってくる業者もあります。そんなときに頼りになるのがコンサルタントでした
開業してみて良かったことは？
文字通り臨床に自分の人生をかけることができました。休日もクリニックで仕事をしたり、講演や保育園の園医をしたりと盆と正月以外はほぼ仕事という生活を実現することができました。あと良かったことは本が経費で購入できるということです。勤務医の場合は自腹で購入していたので、それほど購入できませんでしたが、今は診療に関する本であれば読みたいと思ったらすぐに購入できるようになりました。今は本の置き場所に悩んでいます。
開業してみて大変だったこと、
想像していたことと違うことは？
学会に出席するため休診にすると1日で5％収益が減りますので、年間に何日も休むかと思うと職員に給料が払えるかと心配になります。ですから開業当初は余裕がなく、学会や研修に行くことができませんでした。今は少し余裕ができたので、メリハリや目的をもって研修の計画を立てています。
グランデュールに
相談されてよかったことは？
また、今後期待することは？
一番大きかったのは気持ちの問題です。担当の方はいつでも私の意見を聞いてくれて、決してダメ出しをせず、根気よく付き合ってくれました。開業時は孤独なので本当に助かりました。また開業の準備に時間を取れない私に代わって、書類関連を整えてくれたり、建物や備品の調整をしてくれました。職員の募集の仕方も教えてくれました。グランデュールでなければ私は開業できなかったかもしれないと思っています。
コンサルタントに依頼をされる先生方のニーズは様々だと思います。したがってコンサルタントも色々でよいと思うのです。しかし多くのコンサルタントを回ってみて親身になって相談を受けてくれるところ、開業後も引き続きお世話になれるところは少ないように感じました。グランデュールの担当者から最初に聞かれた質問が、奥様は開業に賛成しているかでした。こんなことを聞いてくるコンサルタントはありませんでした。それくらい相手のことを考えてくれているということだと思います。
今後ともクリニックが存続する限りお世話になりたいと思っていますのでよろしくお願い申し上げます。
